書きなぐり 蜂蜜 忍者ブログ

[506]  [505]  [504]  [495]  [485]  [489]  [487]  [486]  [484]  [483]  [482
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

蜂蜜ならファンタジーもいけるじゃん余裕じゃん!
ということで無駄に乗り気で書いてます。

蜂蜜だからエロいの…とは思うものの、鬼に食い物を粗末にするなと言わせた手前どうエロく…てか、ネタバレ多くなるから結局限られてしまうわけで…。

というわけで、ミヒロ×ヒューイット。

ファンタジーだし、BLだし媚薬有り有りだろって。そういうね。

パパのバカッて話です。

あと、竜は両生類に近いんだよ。という話。両性ではなく、雄ばっかりだと雌になったり、雌ばっかりだと雄になったりするのに近い感じ。体内に器官ができるだけ。しかし、そんな状況になることはない。


本文はつづきからどうぞ。







何故か魔法世界は甘いものというやつに弱い。
ミヒロの世界のティーハニーってやつもいち早くとりいれて、いち早くこちらの世界に根付かせた。
紅茶のかおりを阻害しないそれは蜂蜜らしく甘い。
コーヒーのためにも蜂蜜をいれるようになるのに時間は掛からなかった。
何せなんとかフラペチーノだの、ハニーソイショコララテだの、もはやコーヒーの所在を尋ねたいものまでコーヒーショップに並んでいるのだから、甘い物好きな魔法世界が真似をしないわけがない。
普通のコーヒーのために作られた蜂蜜さえある。
魔法世界では三時になるとどの家庭でも、どの会社でも、どの学校でも、ティータイムがある。
甘いものから辛いものまで取り揃え、友人や家族、恋人たちと和やかに行うそれは、なくてはならないものだ。
ユキがそれをはじめて体験したときはかなり驚いていたが、ミヒロはどうやらそうでもないらしい。
「毎日やってるのって本気だったのか…」
ミヒロの通う学校は、厳密にいえばミヒロの世界にある。
そのため、三時の習慣がなく、多くの魔法世界出身者を驚かすらしい。
「当たり前だろ?」
ミヒロが焙じ茶をすすっている前でコーヒーを飲んでいると、苦笑された。
「普通はないものじゃないの?」
「こっちではこれが普通なもんで」
醤油煎餅を食べて、ミヒロが一息ついた。
俺はコーヒーの味に首を傾げる。
「これなんか…蜂蜜の味がする」
首を傾げている俺を前に、ミヒロが俺がおいたカップを煽り、一口コーヒーをのんだ。
「お、まじだ」
「初めてのんだ…」
魔法世界には、それこそ食い切れないほど、飲みきれないほどの甘いものが存在するため、初めて口にするものも少なくはない。しかし、俺は食に関してあまり冒険をしないというか、冒険ができない。
蜂蜜等は液体であるため飲むことはできるのだが、好んで飲むことはない。
「これ用意したの…は…」
なんとなく確認するために口に何か言おうとしたときだった。俺の体に変化が訪れた。体の変化に俺はうなり、食い物の隣におかれているものを見た。
ついでというように、砂糖やミルクと一緒におかれている蜂蜜に疑問を覚えるべきだった。
しかも、それが父により用意されたということに注意を払うべきだったのだ。
「ミヒロ…」
「何?」
俺を不思議そうにみているミヒロには変化がない。
何か解毒作用のあるものを口にしているに違いない。茶…なら俺もあやかれるが、きっと醤油煎餅に混ぜこまれている。
「その……」
ミヒロとは。
発情期以来、特に何かあったわけじゃない。
迷惑をかけたということでお詫びの意味をこめて家に招待したが、招待した先でこの事態では…。
かなり強い作用に、体を動かせない。
「ヒューイットくん?」
「親父、呼んできてくれ」
あのくそ親父、一服もりやがった…!
おそらく、この不自然な蜂蜜だ。
俺は親父を恨んだ。
「あ…えーと…ちょっと無理かなぁ…」
「は?」
「……その、ちょっと……ヒューイットくんもしかしてさぁ」
竜にきく量を配合されているわけで、人間には毒にしかならない。
それは解毒したほうがいいだろう。
しかし、解毒の作用にしても適量というものがある。
たぶん、ミヒロの食べた煎餅では足りていなかった。
そして俺たちは、結局…その……約束を早々と果たしてしまったわけで。
「どうだった?わかいものね?愉しかった?」
愉しいわけねぇだろが!と親父を殴った俺は決して悪くない。


しかし。
時が経った今は、その蜂蜜でどうやってミヒロを罠に掛けようかと悩んでいる俺がいる。
「あいつ鋭いからなぁ…」
「やっぱりここはさーカプセルとか入れちゃってとか、口うつしとか…あ、料理にさらっとほら」
「もう、一回盛ったからなぁ」
「わー…我が息子ながら…どうしてそうなっちゃったんだろ…」
「既成事実でも作れりゃなぁ」
「怖いなぁ…一応、出来ないこともないんだけどねぇ」
「めんどくせぇだろだって」
「だよねぇ」
「俺がいねぇ間に、ミヒロがいなくなったらどうするんだよ」
「え、そこ?」
「ミヒロがいちゃ、うめねぇし」
「え、いやそうだけど、うわぁ…」




PR
<< 風紀なファンタジー HOME おかずパンだろJK! >>
カレンダー
03 2025/04 05
S M T W T F S
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30
リンク
カテゴリー
フリーエリア
最新CM
最新記事
最新TB
プロフィール
HN:
鶴義 亀吉
性別:
非公開
バーコード
RSS
ブログ内検索
アーカイブ
最古記事
P R
Template by Crow's nest 忍者ブログ [PR]