[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
前提
・鶴義はたまにとんでもないBLファンタジー夢を見る
・なんか夢だから設定はひどいしちぐはぐ
・けど、だいたい夢っていいとこで終わる
・だぁりん(攻)が受をかばいながら高いとこから落ちつつ羽がはえろってとこで起きてしまった。
・続きを考えるべき。
・ある話をみていて、魔法学園の教師がひょうひょうと活躍する話がみたいとおもった。
・夢とまざった。
結果
・ヤンデレで真っ黒でゆるゆるの主人公
・イメージは黒髪でゆるゆるの美形
・顔に刺青的なものがある
・攻独占欲の結果がそれ
・受もひどいが攻もたいがい
・受は本能強い系の肉食獣。
・いつものパターン。
・攻×攻的な
・いつものパターン。
・性格悪いけど外面、も今は激悪内職?いやいやいやな攻×ヤンデレ真っ黒ゆるゆる教師ってどうしてなったの?
・カオス
それでもよければ、長いですがどうぞー!
まだ受の語りしかかけてないですが。
ひどいですよー!
だぁりんとかいっちゃってるくせに、ゆるふわも裸足で逃げる。
本文はつづきからです。
ファンタジーですよー!
朝、クラスにいくと、我がクラスの生徒と、別のクラスの人間が喧嘩をしていた。
ぼんやり廊下から教室を眺めていたら、別のクラスの担任のゆーちゃんが一生懸命生徒の喧嘩に割って入って…止められなくてしょんぼりしている。
ふむ、そういうこともあるだろう。
「シグ先生もなんとか言ってやって下さいよぉ~!」
ゆーちゃんがそういうので、俺は少し悩んでこういった。
「なんとか」
「いや、そうでなくてぇー!」
生徒たちの喧嘩が魔法バトルになりかけたところで、俺は漸く魔法の準備にかかる。
「うーん。でもねぇ。俺、給料以上のことはしないしねぇ」
俺のつぶやきを聞いた生徒の一人が『うわ、最低』と呟いた。確か、学級委員だったと思う。あとで、こき使ってやろう。
うちのクラスの生徒の方が魔法発動がはやかったようだ。
俺は一言唱えて、手のひらを広げ、握る。
「はぁーい、そこまでねぇー。魔法危ないからねぇ。わかってるとはおもうけどー」
遅れて発動させた魔法も、もう片方の手を開いて握って消す。
あいつ、何者だとか、驚いてる生徒もいるなか、ヘラヘラっと笑いながら、心の中で答える。
俺、シグリファ・エストール、齢数千歳。地軍八層将の秘蔵っ子として活躍後、天軍天将のだぁりんをゲット。監禁もどきをしたあと、愛の逃避行の末、身分を隠して、暗示を駆使して、ちょーっとかなり後ろ暗い方法で教師職を手に入れた、現在臨時教師の既婚者でぇす。
そんなことおいそれと口に出しちゃったら、だぁりんと離れて生活しなきゃならない上に、もしかしたら牢獄とか入れられちゃうかもしれないじゃん。なので、言わないけどねぇ。
「たかが臨時教師に仕事させすぎだよねぇ…」
「されどですよ!」
俺は消した魔法を二つとも手のひらに小さく出してみる。
「ちなみにー、これがぶつかると、こうなりまぁーす」
二つを教室の誰もいないところへ放り投げると、あっという間に、教室の隅が凍りつく。
「危ないから本当、やめてねぇー?さて、ホームルームはじめるよー」
いや、始められないだろとか、落ち着かないだろう。みたいな顔をする生徒諸君を放置して、勝手にホームルームを始め、終わらせる。
凍りついた教室はそのままに、俺が教室を出ようとしたところだった。
クソッ、あいつら殺す。なんてぶっそうなことを言っている生徒がいたので、俺はゆっくりと教室内の温度を上げた。
「大人しくしよぉーねぇ?」
氷が溶けてちょうど良かったかもしれない。
生徒がだるそうではあったが。
さて、俺にはすんごく溺愛で、好きで好きで大好きで愛してて、もう、誰にも渡さないし、誰にも触らせたくないカッコイくて俺に優しくて、俺に甘いだぁりんがいる。性格は悪いんだけど、俺には優しくて甘いからいいのだ。
ひと時でも離れるのは嫌なんだけど、生きるためにはなんだかんだと必要なモノってあるから働いている。
だぁりんと一緒ならそれでいいから、生きようが死のうがって感じではあったんだけど、だぁりんが命懸けで俺の命を拾ってくれたので、それを大事にしないのはどうなの?ってことで、一緒に生きる方向なわけなんだけど。
今ではおしどり夫婦もびっくりの仲いい溺愛夫婦なんだけど、それまではちょっと色々あったよね。
俺が下半身緩いとか…は、今でもだよ。うっかりだね。
そんな俺でも溺愛してくれるだぁりんは、今はおうちで引きこもってお仕事をしている。
こうして俺が外に出て働いている間、おうちのことをしたり、仕事したりしている。
だから、俺は仕事終わったら定時でさっさとおうちに帰りたいわけだ。
「うん、君たちさぁ…俺を怒らせたいわけか」
だぁりんがつけてくれた結婚の印を手で撫でながら、ニコリと笑う。
生徒さんたちは寮ですぐそこが住処かもしれないけど、俺のおうちは少々、マジ少々遠いのね。
それを考えると、こういう放課後の諍いとか、マジ、ほんと、マジ、クソがッって思うんだけど、どうなんだろうねぇ。
「朝に引き続きさぁ…魔法決闘とか、うん、いいよ。勝手にしてくださいよだよ?でもね、持ち込み禁止の道具持ち込んだりするの、本当やめてくれないかなぁ…問題解決に奔走しなきゃならないでしょ、こうやって巻き込まれてねぇ。奔走してくれてるいい子もいるみたいだけど、俺、いそいでるんだよね。チンタラ待ってられないんだよね。マジ、闇に葬るぞクソガキが」
あんまり魔法使っちゃうと俺が俺だってバレちゃうから、ある程度の制約を自分自身に設けているから帰るのが更に遅くなっちゃう。
問題解決に奔走してくれている生徒が、この学校のレベルを楽にこえているとか、天軍天将の部下にあたるとか、しかも、だぁりんの後釜に入る予定の子であっても、俺にはチンタラやってんじゃねぇよのレベルであるわけでね。
いやいや、別に、天軍天将が弱いとかそんなんじゃーないの。だぁりんはまぁ、うん、俺より、その…弱かったけど、そういうことじゃないの。そういう問題じゃないの。うう。だぁりん愛してるから許してぇー。
俺はとりあえず、問題のガキふたりをとっつかまえて、大人しくさせたあと、移動陣を形成する。
「はいはーい。巻き込まれた子たちはこっちきてねー。学校の保健室に
繋がってるからねー」
とりあえず生徒の安全を確保するのが教師の役目よねぇ…と、安全確保。
「…あんた、何者なんだ」
と、悔しそうにこちらをみてくる生徒は、俺のクラスの生徒ではない。
ランクが上だとかなんとかでいきがってる生徒。
エリート学校とかいわれても、小さな箱庭みたいなそこで、広い世界なんて知らなさそうな、一生徒。
そんなに悔しそうに見られても、人間ですらない俺には、なんとも言い難いし、正直にいっても頭おかしいんじゃねぇのなレベルじゃん。
地族、地軍八層将の秘蔵っ子なんて、正直、下半身吹っ飛んで死んじゃった頭がオカシイヒールって扱いで教科書にのってるでしょ?
天軍が勝って、停戦状態の今、そんなヒールがこんなところで、わりとまともに人のお話聴いてる方がおかしいんだから。
変なこと言ってるんじゃないよって扱いじゃない?
「君がどういうふうに思ってるかは知らないけど、大したやつじゃないのは確かだよね」
下半身吹っ飛んじゃったのは本当なんだけどね。
さて、下半身吹っ飛んじゃったんだけど、まだ生きてる俺。
どころか、今は下半身も健在。毎晩だぁりんとイチャイチャするくらいには元気。ふふふ。
俺には、下半身吹っ飛ばされて再生する再生能力ってやつは全然なかったんだけどね、だぁりんにはあったわけ。
どこまでなら再生するって聞いたら、三分の二なくなってもとりあえずなんとかなるっていってた。
そりゃスゴイや。
でも、回復にはそりゃあ時間がかかるんだって。
腕とか足とかは一瞬なんだけど、半分は流石に時間がかかった。
昔っからの結婚方法で、相手の能力をちょっと受け継ぐって方法があってね。今は、結婚しては殺すだなんて猟奇なことしてた人たちのせいで禁止されているんだけれど、まぁ、そんな方法があって、それを知ってた知的なだぁりんが、俺に無理矢理婚印(こんいん)を押して、無理矢理回復させたんだよ。
その際、俺は下半身ふっとんで死んだことになってるんだけど、俺をかばいながら、第八層から落ちて、だぁりんは死んだことになってる。
だぁりんは元々、努力の人とか言われている本の虫で、諜報活動がお仕事だったんだけど、天将であるかぎりはそれなりに色々使えるんだよね。
俺が天族保有の翼を削ぎ落として、所有したってもう一度生えるとか知ってたみたい。
うん、ま、だぁりんの再生能力を思うと、羽くらいいくらでも生えたんだろうけど、本人の意思ではやさずおいたみたい。
みたら、ないんだからそりゃあ、落下の際、はやしただなんて思わなかったんじゃない?それとも、ほっといてくれてるっていうんならお優しいね。あとからつつき回さないなら、俺はそのお優しさにすがっておこうと思うけど。
「ライル、ただいまぁー!」
面倒くさい残業を終えて帰ってくると、リビングのソファで難しい顔してペーパー読んでただぁりんがこっちを向いて、微笑んだ。
「おかえり、シグ、夕飯は?」
「夕飯より、ライルください」
だぁりんに抱きつきながら、きりっとするのが難しい顔を、できるだけ真剣な顔にして言ってみると、だぁりんが、新聞を片手で器用にたたみながら、俺の頬を撫でた。
「とりあえず、夕飯な。じゃないと、また貧血になるだろお前」
ああ、だぁりんは俺をよく知っておられます。
だって、だぁりんが目の前にいたら、ほかなんていらないでしょ?いらないよねぇ?いるわけないじゃん。
そしたら、出る行動なんて決まってるし?
人間じゃないから、ちょーっとくらい食べなくてもへーき。知ってる。けど、食べてないとふらふらーってしちゃうのも確か。
一回下半身がふっとぶなんてダイナミックなことしたおかげで、俺の身体はわりと弱っていて、だぁりんはそれに気をつけてくれてるわけ。
ふふ、愛だね。
地族特有の、いまはしまってて見えないんだけどしっぽもなんか貧相になって、一本になっちゃったしね。昔はたくさんあったんだよー。手の代わりに使ったり、攻撃につかったりするくらいには。そろそろ二本目がもどってきそうだけど、どうなんだろ。あんまり多くても使い道ないんだけど。
「ライルのケチ」
でも、いくら気遣われても、愛と知っていても、言いたくはなるんだよねぇ。
「ケチで結構。さて、夕飯温めるか」
俺のだぁりんは、天族といわれる有翼種。天族ってだけで人間よりはつよいんだけど、その中でもご貴族様の出身。天族の王と言われる人の身分的には側近にあたる地位をもっていた。
天軍では諜報部長として活躍し、部長のくせにやたら動く動く、俺とは敵対関係で、更にいうと、一杯食わされたりもしてるんだよねー。
そんなこんなで性格はあんまりよろしくない。使えるものはなんでも使えの、あの手この手の騙し合い上手ないやーな野郎でした。
今でもいやーな野郎だけど、だぁりんは俺には甘いし優しいのでいいのです。
ちなみに、プロポーズの言葉は『お前に全部くれてやる』だったのだ。
ありがとうだぁりん!大好き!全部もらった!だぁりんの処女以外はもらった!俺、突っ込むより突っ込まれたかったからね!!監禁して一時薬漬けにもしたよーへへへ。ごみーん。
その間に俺もヤンデレヤンデレデレデレしておいたから、今は落ち着いた、落ち着いたものなのかなー?よくわからないよ。
「もー」
そんなわけだし、俺はだぁりんに激惚れで激ベタなわけだ。
キッチンに言ってしまっただぁりんを追いかけず俺は窓辺を見る。
「だぁりんってかっこいいじゃーん。しかも、元貴族だし、天族としても重要な位置にいたし?情報操作もお手のものだったし?性格悪かったけど、外面良かったし?尊敬されてたしぃ?もう、素敵素敵ダァーりん大好き!なわけだけどさぁ…それだけになんつうの?俺も心配がねーほら。だから、お前みたいなの、逃せない、というか、ね?」
振り返るとズボンからニョキッと姿を現したしっぽが誰かを捕まえていた。あ、ごめんねー。首にまきつけちゃったー。苦しいねぇ?
「こんばんにゃー?少しでもだぁりんを傍に置くためにはなんだってしちゃう系のシグリファ・エストールだよぉ?ごめんねぇ…君逃すとほら、だぁりんとの生活がじゃまされちゃうじゃなぁい?俺としてはほら、そういうの、ほら、ね…?」
わかってくれるかな?
要職についていただぁりんは、生きてる機密みたいなものだし、天族としても大変優秀なひとをなくしたくなかったわけで、天族間にだぁりんの死因ってのがどう伝わったかはしらないけど、結構な英雄扱いされてると思うのだよ。
そんで尊敬なんかもされてただぁりんは、まだ死んでない!的に思われちゃってて、こうして探されちゃったりしちゃってさー。
たまーに、まれーに、あたり引き当てちゃったりする天族さんがいらっしゃるの。
そうすると、俺は地族だし、いわば重犯罪人なわけね。
だぁりんがいいっていうから、監禁もしちゃったけど。だぁりんは俺を好きになってくれたけど、それまで俺は天族のトップのことを変質的に追いかけてその周りを騒がせて遊んでるド畜生のド変態だと思われてたし、そうしていた部分もあったわけで、だぁりんだっていつ好きになったかしらないけど、ひっどく毛嫌いしてくれてたんだよ?
俺はだぁりん閉じ込めてしまったことだし、今の状態も監禁って思ってほら、ね?
どうしたって、俺、犯罪者。
犯罪者でもいいんだけど、だぁりんと一緒にいれないのはもう、アウトだよねー。
「だから、死んでくれる?」
こういう時にグサッと心臓一発ブッ刺して殺したらはやいじゃぁあんっていうのに使えるのが尻尾なんだけどって思ったら、まぁ、便利に生えてくれた。ナイスタイミング。
グサッと一発。あとは燃やしてどっかに転移しとけば灰となるんじゃないかな。
一言も発することなくいなくなる天族の軍人。
君たちのことは嫌いじゃないよ。
一生懸命でかわいいよね。可愛くて可愛くて、ちょっといじめたいの。
でも、それとこれとは別。
俺、だぁりんが一番なの。
「今日の晩ごはんはなぁーにかなぁ?」
鼻歌歌いながら、ふわふわとキッチンへと向かう。
だぁりんは微笑んで俺を迎えてくれる。
ふふーだぁりん大好きー!