書きなぐり 一瀬さんの日常 忍者ブログ

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ヒトがハヤとくっついてからの日常。
この辺が知りたかったんでないかなーと、ちょっと思って出してみました。
親衛隊長はあくまで親衛隊長だから、という態度。
それがつまらない会長。


そんな二人は、外から見たら絵に描いたような美形カップル。
内情はとんでもないボコり愛とただれた肉体関係のカップル。


本文はつづきからどうぞ。






完璧すぎる親衛隊隊長様。
ツマラナイにも程がある。
親衛隊隊長様の入れてくださったコーヒーを一口飲んで、眉間に皺を寄せる。
「…美味しくないですか?」
少しの酸味と、薄くもなく濃くもなく、すっきりとした苦味。
好きなコーヒーの味。
よくわかっている。知られている。
別にそれは眉をしかめるようなことではない。
だが、それをどこのバリスタだと言いたくなるよな優雅で無駄のない所作で、少女漫画もかくやといわんばかりの眩しいオーラを放ちながらいれられてみろ。
同じようにコーヒーをいれるのに、鼻歌を歌いながら、優雅さはない動作で飲め。とマグカップを差し出される方が、よっぽど嬉しい。
「うめぇよ」
コーヒーに罪はない。
罪はないが、ヴィンテージ風のレトロな色合いのコーヒーカップを片手に、ため息も付きたくなる。
俺の知っているハヤと親衛隊長であるハヤは二面性かと思うほど別物だ。
「そうですか、よかった」
上品に笑われる。
正直、鳥肌が立っている。この男は誰だ。
毎日あっている。毎晩あっている。
しかし、どうしても俺が知っているハヤと同じものだとは思えない。
「鳥肌、立ってますよ」
知っていてもハヤはその態度を変えない。
理由はこうだ。
お前みてると殴ってさんざん犯して鳴かせて、監禁したくなる。
ハヤの危険な性癖である。
殴られるのも犯されるのも…鳴かされるのも今更になりつつあるが、公共の場で、しかも、こんな人目に付く場所でそれをやりかねないため、俺は文句も言えないでいる。
親衛隊長という立場を守っていなければ、歯止めのきかないハヤは、どこであろうと、俺をだくだろう。
俺は二度目のため息をつく。
毎晩といっていいほど俺を弄るハヤを思い出し、身体が疼く。
毎晩といっていいほどなのに、まだこんな気分になるのか。
ああ、俺もどうしようもないな。などと思いながら、ハヤに手を伸ばす。
どこまで耐えられるか試してみようなどと、馬鹿なことをおもう。
襲われたら襲われたまでのことだ。俺は、身体に我慢を強いることがあまりできない。
ハヤとは違って。
「会長」
「なんだ?」
「色目使うの、やめてもらえませんか?」
一度目蓋をふせ、ゆっくりとあげる。口角がじっとりと上がっていくのを感じながら、俺は言う。
「嫌だ」




「うううううわあああああああ、かいちょ!かいちょ…!色気があああああ」
「見て、蜂谷様がうろたえてらっしゃる!焦ってらっしゃる!」
「あれは焦るよー!でも、蜂谷様の鉄の理性!僕なら、一発ケーオーだよ!!」


「う、うわぁ、命知らずだなヒト、どうしてあんなことするかな…うわぁ…」
「この間青あざ作ってるからどうしたんだってきいたら、あいつ、殴られたって」
「仲良く青あざ作ってたな。せめて噛み付くくらいにしとけよって注意しといたんだがなぁ」
「え、翌日のグロい噛みあとそのせいすか…」
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