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銀行とかでよく言われるセリフだそうですね。
代理手形でしたっけ?略して、だいて。
あれを頂戴するときに、だいてください!っていうそうですよ。
ちなみに、本屋の問屋さんでブッ○ライナーというのがあって、そこに注文が通った時、メモでよく、BLOKというのが書かれていたのですが。
そういうことってありますよね。
さて、これは全く関係なくて。
だいてください!ってなる話です。
へんなところで思わずきゅん…ってなった受が『だいてください!』って告白するだけの話。
そして一瞬にして振られるという。スピード展開です。
邪魔するやつは皆潰すヤンキー×潰された一部なんだけどきゅうううううんってしてしまった脳の勘違いヤンキー
本文はつづいからどうぞ
俺への決めてはハイキック。しかも、半回転で若干ひねりのきいた蹴り。
受身とれただけ俺は偉かった。
まさに死屍累々。
仲間は全員地面でおねんね。
俺だけなんとか起き上がろうとしているときに、そいつが俺の仲間全員地面に沈めた。
そいつはただ、寮に帰りたかったらしい。
そこは寮へと帰る近道。
俺たちはよく、そこにたむろしていて、別に誰かの邪魔をするだとかそういうことはしない。
だが、怖がって近寄らない奴らが多い。
そんなところに、そいつはやってきて、俺たちはめったに人が通らないながらも、普通にスルーする。当然のことのように、誰が通ろうとスルーだ。
別に道いっぱいになってるわけでもない。通れる。
そいつも、俺たちをよけて通ろうとしていた。
ちょうど向かい側から別の奴が通ってきた。
その向かい側からやってきた奴が、そいつに難癖をつけた。
そうして、俺たちは喧嘩に巻き込まれ、あれよあれよと地面に沈んだ。
巻き込まれただけなのだ。
しかし、自分たちに非がないとはいわない。
巻き込まれ、すぐに喧嘩だ喧嘩だと嬉しくなって喧嘩に参加してしまったのだから、既に巻き込まれたというより主催者になっていたわけで。
だから、こうして、地面に転がるのも自業自得。
最後の一人は、やっぱりそいつの蹴り技で沈められた。
見事な蹴り技だった。
振り向きざまの回し蹴り。斜め横に飛んでいく、俺の友人。
友人のみごとなやられっぷりも見ずに、そいつの顔ばっか見て、俺は思わず言っていた。
「抱いてください!」
「ハァ?」
一応、二年ではトップ5に入る俺はそこそこ顔が整っている部類だ。
だが、残念ながら、ガチならまだしも、そうでもないやつに『可愛いからヤってやるよ』っていわれるような、顔でもガタイでもなかった。むしろ、俺が抱く側になる方だろう。
「今、すげぇ、心臓、痛くて」
「それ、明らかにちげぇ意味だとおもんだけど」
「それでも!」
抱いてくださいと繰り返す俺に、そいつは、嘲笑した。
「誰が抱くかよ」
で、あご下に軽くケリが来た。
簡単に脳震盪。
その間にそいつは居なくなってしまった。
「あー…だいてくんねぇかなぁ…マジで」
「ねぇわーきめぇわー」
後日、俺のつぶやきに、最後に倒れた友人が俺の言葉にすかさずツッコミをいれてくれた。
「ほんと、俺、なんであんとき蹴りとか食らっちまったんだろう…いや、くらうの当たり前だろうけどな」
「やめてくださいっす!苑田(そのだ)さんなら!次は負けないっすから!」
「えー…ねんだけど…。アレ以来会えないし…どこのクラス属してんだろ…」
あーあ。
と俺はため息をつく。
本当、どこの誰なんだろな、あいつ…。
「苑田さんのその人探してF組統一ってマジッすか?」
「マジマジ。三年まで見に行って喧嘩売られて全統一。そいつに会えないばっかりに風紀委員長にまでなったしぃ」
「それで一年も探して見つからないんすか」
「おー全力で風紀委員会のやつらが隠してるしー」
「まさか、Sクラスのはぐれとか一匹とか言われてる奴ですか」
「うんそう。その言い方もうちの連中が内々に」
「そこまで厳重管理して、働かせてるんですね、苑田さんを…」
「そうでもしないと働かないって、先輩方の判断で」
「そろそろバレるんじゃ」
「その時のために、今、作戦会議してんだよー」
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